中古車査定価格 高騰

中古車査定価格の高騰

不景気とデフレの傾向が続く事が前提ですが、これから中古車の査定価格は上がる事が予想されます。

 

その理由は、まず第一に中古車販売台数の落ち込み以上に新車販売台数が落ち込んでいる事です。

 

これは中古車になる元である新車が少なくなってしまう為、必然的に中古車の需要が高まります。

 

次に一度購入した自動車を長く乗る傾向が強くなっている事です。

 

長く乗るという事は当然中古車市場に出てこない訳ですから、市場は回転しなくなり需要が高まります。

 

また、余程の修理が必要になるまでは乗ると言う考え方をする人も増えてきました。

 

裏を返せば中古車の査定をしても廃車扱いになるまで乗ると考える事も出来ます。

 

と言う事は優良な中古車は枯渇していく事になります。

 

これまでの事を総合して考えると中古車の査定価格は今後上がり続ける事が予測できます。

 

需要があっても供給が足りなければ価格が上がるのは資本主義の原則的なルールです。

 

ただし、これとは反する力も作用しています。

 

それは団塊の世代に代表される、人口のピークが高齢化を迎えつつある事です。

 

あと10年・20年すればピーク世代の多くが自動車を手放して運転する事をやめるでしょう。

 

その先には少子化による人口減少が待っています。

 

需要が減り続けるのは明白なのです。

 

しかし、中古自動車の商品サイクルは現在新車登録から10年程度です。

 

最近では13年程度でも立派な中古車として売られていますが、このサイクルの方が実は今後迎える団塊世代の自動車離れより短いのです。

 

つまりこのままでは中古車の価格高騰は避ける事は難しいと言えます。

 

 

 

 

 

長くなる商品サイクル

自動車の商品としての寿命は長くなっています。

 

不景気で壊れるまで乗ろうと言う風潮や、エコ意識の高まりなども原因ですが、本来、日本車が持っている寿命をもっと利用するべきだと言う考え方もあります。

 

日本の中古車市場では相手にされない廃車扱いの中古車が海外で普通に売買されています。

 

経済発展が遅れている国や自国で自動車生産が無い国はもちろんの事、ロシアやヨーロッパなどの先進国でも利用しているのです。

 

長い間日本では新車登録から10年過ぎた自動車は無価値であると言われてきました。

 

これは新車を売りたいディーラーやメーカーの思惑でもあったのですが、景気の良い頃の日本では、大衆がそれを受け入れていた事実があります。

 

しかし、現在では10年過ぎた日本製の自動車が動かなくなるとは聞きませんし、現に沢山の10年落ち以上の自動車が街を走っています。

 

実は日本車が優秀でもっと乗れる事を日本人は知っていました。

 

ただ、それが貧乏臭いので敬遠されていただけなのです。

 

現在ではそのような風潮は少なくなり、逆に長く大事に乗ればまだまだ乗れると考える人は増えています。

 

メーカーとしてはそれでは困るのですが、ニーズがあれば答えるのがメーカーです。

 

長寿命やメンテナンスフリーをうたった新車が登場する日も近いかもしれません。

 

中古車市場も今後は廃車扱いのラインをもっと下げて商売をする必要に迫られるでしょう。

 

時代の流れは避けて通る事は出来ないのです。

 

 

 

エコカーの存在

エコカーと言えば現在はハイブリッドカーがメインとなっています。

 

ハイブリッドとは従来のエンジンと電気を併用している為そう名付けられました。

 

ハイブリッド以外にも電気だけで動く自動車や穀物などから作ったエタノール燃料を利用する自動車、これから普及するであろう燃料電池車なども注目に値します。

 

電気だけで動く電動カーは充電設備の問題や連続走行距離の短さなど課題まだありますが、これからどんどん普及してくると思われます。

 

エタノール燃料車は日本では殆ど普及していませんが、南米などでは普通には見かける存在となりました。

 

燃料電池車はある意味では発電所を載せた夢の自動車と考える事が出来ます。

 

水素などを燃料に発電し、その電力を蓄えて利用すると言う、エネルギー効率で言えば非常に優秀な技術を用いられています。

 

しかし、発電に用いる燃料が爆発性の強い水素などを利用する為、安全性の問題や供給システムなどが課題になっています。

 

しかし、今後ガソリンや軽油など炭素燃料で動く自動車は廃れ、現在エコカーと呼ばれる自動車がメインになる世の中は確実に来ます。

 

その時中古車の市場は今とは違っているかもしれません。

 

現在のようなエンジンではなく電気モーターを積んでいる自動車は今より遥かに長持ちするかもしれません。

 

燃料電池車が普及すれば、排気ガスは水蒸気だけです。

 

全てがネットワークでつながり、運転しながらボタンを押せばその時点の査定額が表示されるようになるなんて、あながち嘘ではないかもしれません。